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有楽町

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社会人スタートの地

僕が学校を卒業して正式に配属されたオフィスが有楽町だった。ちょっと前に新聞、テレビで話題になった某グループ企業の一員だった。

今でも覚えているが紺のスーツ、エンジ色のネクタイという姿だった。その前に研修ということでいくつかの営業所で仕事を教えてもらったのだが正式に配属されたのが有楽町営業所だった。

有楽町という街はある意味不思議な街だった。銀座と隣り合わせだが銀座ではない。けれど有楽町イコール銀座という感覚も少しはある。

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まあ、とにかくこの街が僕は今でも好きだ。渋谷よりも、新宿よりも。

有楽町営業所に配属されてすぐ、上司に銀座のクラブに(若いコの踊るクラブじゃないですよ。お酒を飲む方です)に連れて行ってもらった。いわゆる高級クラブだった。

その時のことは今でも覚えている。エレベーターに乗ったら音楽が聞こえてきた。音楽が流れてくるエレベーターなんか初めてだった。まだ、少し早い時間だったのでこちらは3人だったのに6,7名のきれいな女性(そう見えた)に囲まれた。今まで接したことのない華やかな女性たちに僕は興奮していた。今まで縁のなかった銀座のクラブ、ドレスと甘い香水に包まれた女性。

これが社会人なのだなあ。と、その時思った。

学生では決して味あえないその世界。大人の会話(できていなかったが)。

まあ、とにかくそうして僕の社会人生活が始まった有楽町という街。

懐かしくも忘れられない街になった。

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